「教育費や住宅ローンの支払いで、将来の貯蓄まで手が回らない…」そんな悩みを抱える子育て世帯は多いものです。ですが、国の制度を上手に活用すれば、無理なく将来に備えることができます。
本記事では、子育て世帯が今こそ活用すべきNISAとiDeCoの仕組みをわかりやすく解説し、実際に始めた家庭のリアルな体験談も紹介します。

NISAとiDeCoは「国が用意した節税付きの資産形成制度」
NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)は、いずれも投資で得た利益が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、これらの制度を利用すればその税金が免除されます。
▶ NISA(少額投資非課税制度)
- 運用益が非課税(通常は約20.315%課税)
- 2024年から「新NISA」として恒久化
- 年間投資枠:つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円(合計360万円)
- 非課税保有限度額:最大1,800万円
- 出典:金融庁 NISA特設サイト
▶ iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 掛金が全額所得控除対象(年末調整や確定申告で節税)
- 運用益が非課税
- 受け取り時も控除あり(退職所得控除・公的年金等控除)
- 出典:iDeCo公式サイト
つまり、NISAは「いつでも使える非課税投資枠」、iDeCoは「老後資金を育てる節税制度」と考えると分かりやすいでしょう。
子育て世帯がNISA・iDeCoを活用すべき3つの理由
① 教育費や住宅ローンと両立しやすい
毎月の支出が多い子育て世帯にとって、貯蓄の優先順位はどうしても後回しになりがちです。しかし、「NISA(つみたて投資枠)」や「iDeCo」は自動で積み立てが行われる仕組み。設定しておけば、気づいたときには資産が増えているという仕組みづくりが可能です。
▶関連記事:住宅ローンと教育費を両立させる考え方
② 銀行預金よりも効率的に資産形成ができる
超低金利の今、銀行預金ではお金がほとんど増えません。でも長期・積立・分散投資を行うことで、教育費や老後資金を効率的に準備できます。
③ 節税効果が高く、家計を圧迫しない
iDeCoは掛金が全額所得控除されるため、例えば年収500万円の家庭で月1万円積み立てると、年間約2万円の節税になります。これだけでも、「実質的に得している」感覚を得られるでしょう。
▶関連記事:iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度とメリットを解説
実際に始めた家庭の体験談
▼ 共働き夫婦・2児のママ(36歳)
「子どもが小学生になったタイミングでつみたてNISAを始めました。最初は月1万円でしたが、家計を見直して月2万円に。気づけば運用益も出ていて、“お金が働いてくれている”という実感が持てました。」
▼ サラリーマン(40歳・3人家族)
「iDeCoは60歳まで引き出せない点に抵抗がありましたが、節税効果を考えるとやらない理由がないと感じました。実際に確定申告で控除額を見たときは、“こんなに違うのか”と驚きました。」
NISAとiDeCoの併用で最強の資産形成に
| 制度 | 非課税対象 | 引き出し | 節税効果 |
|---|---|---|---|
| NISA | 運用益 | いつでも可能 | なし |
| iDeCo | 運用益+掛金控除 | 60歳以降 | 大 |
どちらか一方だけでなく、「短期〜中期資金はNISA」「老後資金はiDeCo」という併用戦略がおすすめです。
▶関連記事:iDeCoとNISAの活用術:賢く資産形成を進めるためのポイント
始める前に知っておきたい注意点
- iDeCoは60歳まで引き出せないため、生活資金とは分けて積み立てる。
- NISAはリスク商品(投資信託・ETFなど)が対象なので、元本保証ではない。
- 口座開設には数日〜数週間かかるため、早めの準備が大切。
▶関連記事:初心者必見!NISAとiDeCoの違いと活用法
これから始める方へのステップ
- まず証券口座の開設に必要なものを確認
- 次にNISA口座の選び方と変更方法
- そして長期で積み立てる金額を決める(目安:収入の10〜15%)
- もしも「投資信託はどれを選べばいい?」と思ったら→ 全世界株式インデックス投資の比較記事
まとめ|仕組みで「貯まる家計」をつくろう
子育て世帯こそ、将来への備えを後回しにしてはいけません。NISAとiDeCoを使えば、節税しながら効率的に資産形成が可能です。まずは小さく始めても構いません。そして自動で積み立てる仕組みを作れば、数年後には「始めてよかった」と思える日がきっと来ます。



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