子育てをしていると、子どもに対して「つい怒ってしまった…」「これは叱ったほうがいいのか?」と迷う場面がよくあります。実は、怒ると叱るはまったく別のコミュニケーション。この記事では、子育て世代の親が今日から実践できる「正しい叱り方」をQ&A形式で解説します。
Q1. 「怒る」と「叱る」はどう違うの?
A. 怒る=感情的、叱る=教育的なコミュニケーションです。
- 怒る(NG)
親の感情が爆発してしまい、相手をコントロールするための行動。
例:大きな声で怒鳴る、人格を否定する言葉を使う - 叱る(OK)
子どもの成長につながるように、行動の改善を目的とした関わり。
例:「危ないから走らないよ」「おもちゃは片づけようね」
目的が感情の発散か、子どもの成長かで大きく異なります。
Q2. 親が怒りやすくなるのはなぜ?
A. 疲労・睡眠不足・ワンオペ育児・仕事のストレスなど、外的要因が多く影響します。
つまり「怒りっぽい人だから」ではなく、状況が怒りを引き出しているだけ。自分を責めすぎる必要はありません。
Q3. 正しい『叱り方』のポイントは?
A. たった3つを意識するだけで、子どもに伝わる叱り方になります。
- 行動だけを指摘する(人格を否定しない)
例:「走ったら危ないよ」 - 短く・具体的に伝える
例:「大きな声は図書館では使わないよ」 - 叱った後にフォローを入れる
例:「言いすぎちゃってごめんね。でも危ないから言ったんだよ」
「叱る」はしつけではなく、安心安全なルールを伝えるコミュニケーションです。
Q4. 怒ってしまったときはどうすればいい?
A. まずは親が自分を責めないことが最重要です。
- 短く謝る(長い説明は逆に混乱させる)
- 抱きしめるなどのスキンシップを入れる
- 後から「どうしたかったか」を伝える
例:「大きな声出してごめんね。びっくりしたよね。でも危なくて心配だったんだよ」
怒ってしまっても大丈夫。フォローがあれば親子関係はむしろ強くなります。
Q5. 叱る回数が多すぎるときはどうすればいい?
A. 叱る対象を『危険・マナー・生活習慣』の3つに絞ると負担が減ります。
- 危険(道路に飛び出す、刃物を触る)
- マナー(順番を守る、人を叩かない)
- 生活習慣(歯磨き、片づけ)
気になることすべてに反応すると、親のストレスも増えます。「言うべき点」を絞ることは、結果的に子どもにもわかりやすいルールに。
Q6. 共働きで時間がないとき、どう叱ればいい?
A. 「短く・肯定的に」伝えるのが効果的です。
- ✕ 長い説明で説得しようとする
- ✕ 感情的に言いすぎてしまう
- ◯ 「してほしい行動」にフォーカスする
例:「走らないで!」「危ないから歩こうね」
同じ内容でも肯定形のほうが子どもは理解しやすく、親もイライラしにくくなります。
まとめ:怒るのではなく、伝わる「叱る」へ
怒る・叱るの違いを理解すると、親の気持ちもぐっとラクになります。
怒る=感情の発散
叱る=成長を促すコミュニケーション
叱り方が変われば、子どもとの関係も自然と穏やかに。完璧を目指す必要はありません。できる日から、できる範囲で取り入れていきましょう。


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