最新更新:2026年2月(令和8年度税制改正要望の動向を反映)
この記事は、金融庁が公表した令和8年度(2026年度)税制改正要望をもとに、投資初心者向けにポイントを解説します。制度の詳細は今後の国会審議を経て確定しますが、これからの資産形成に大きく関わる重要な変化が提案されています。
この記事でわかること:NISAの新たな要望内容/18歳未満への拡大案/初心者へのメリット

目次
- 1. NISAの現状(おさらい)
- 2. 令和8年度要望:「全世代向け」の正体
- 3. 改正要望の主なポイント
- 4. 初心者にとってのメリットと注意点
- 5. 今からできる準備(実践ステップ)
- 6. よくある質問(FAQ)
1. NISAの現状(おさらい)
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に税金がかからない、国が認めた「資産形成の切り札」です。2024年から始まった新NISAにより、非課税保有期間が無期限となり、一生使い続けられる制度へと進化しました。現在は18歳以上が対象となっています。
2. 令和8年度要望:「全世代向け」とは何か(ポイント)
金融庁は、NISAを「真に全世代が利用できる制度」にするため、大きな要望を打ち出しました。最大の注目点は、**「つみたて投資枠の対象年齢制限の撤廃(引き下げ)」**です。これにより、かつての「ジュニアNISA」とは異なる形で、18歳未満の子どもたちもNISAの恩恵を受けられる仕組みが検討されています。
3. 改正要望の主なポイント
| 改正項目 | 要望内容(検討点) | 初心者への影響 |
|---|---|---|
| 対象年齢の撤廃 | 18歳未満でも「つみたて投資枠」を利用可能にする要望。 | 子供名義で早期から「複利」を活かせる。ジュニアNISAの代替に。 |
| 対象商品の拡充 | 債券型ファンドなど、よりリスクを抑えた商品を追加。 | 「株は怖い」という初心者も始めやすくなる。 |
| 非課税枠の柔軟化 | 売却した枠を、翌年を待たずに当年中に再利用できるようにする案。 | 相場に合わせた銘柄の入れ替えがスムーズになる。 |
| 利便性の向上 | マイナンバーを活用した口座開設手続きのさらなる簡素化。 | 「手続きが面倒」という心理的ハードルが下がる。 |
4. 投資初心者にとってのメリットと注意点
メリット
- ジュニアNISA終了後の「穴」が埋まる: 教育資金を非課税で準備しやすくなります。
- リスク管理の選択肢が増える: 債券型ファンドなどが追加されれば、安定運用が可能に。
- 生涯の資産形成がシームレスに: 子供の頃から大人まで、一つのNISA枠で運用を継続できます。
注意点
- まだ「確定」ではない: あくまで金融庁の要望段階であり、国会で可決される必要があります。
- 贈与税との兼ね合い: 子ども名義で積立を行う場合、年間110万円の贈与税枠に注意が必要です。
- 投資教育の重要性: 「全世代」になるからこそ、正しい投資知識を家族で共有する必要があります。
5. 今からできる準備(実践ステップ)
- まずは親のNISA枠を整える: 改正を待つより、まずは現在の新NISA枠を使い始めるのが最優先です。
- 未成年口座の動向をチェック: 子ども向けの拡充が決定した際、スムーズに移行できるよう情報収集を。
- 家計の余剰資金を把握: 全世代で積み立てるには「続けられる金額」の把握が欠かせません。
6. よくある質問(FAQ)
Q. この改正はいつから始まりますか?
A. 早ければ令和8年度(2026年4月以降)の施行を目指していますが、最終的な決定は2025年末の税制改正大綱を待つことになります。最新情報を随時チェックしましょう。
Q. すでにある「未成年口座」はどうなりますか?
A. 現在の課税対象の未成年口座が、新NISA(つみたて投資枠)へと引き継げるようになることが期待されています。
Q. 今から子ども名義で投資を始めてもいい?
A. 改正を待たずに「未成年口座」で始めることは可能ですが、現在は利益に課税されます。まずは親のNISA枠を優先し、改正後に子ども名義に切り替えるのが効率的です。
出典・参考(一次情報)
※本記事は2025年8月の要望に基づき、2026年の視点で執筆しています。最終的な制度決定については、政府の公式発表を必ずご確認ください。



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