
1. 教育資金と老後資金の両立が必要な理由
子育て世代にとって、教育資金と老後資金の準備は大きな課題です。子どもの成長に伴い、進学や留学などの教育費が必要になります。一方で、自分自身の老後資金も並行して準備しなければ、将来的に経済的な不安を抱えることになります。
文部科学省のデータによると、大学までの教育費は公立・私立の違いにもよりますが、数百万円から1000万円以上かかることもあります(参考: 文部科学省)。一方、老後資金についても、公的年金だけでは不十分と考えられ、2000万円問題が話題になったことからも、ある程度の蓄えが必要です。
こうした背景から、子育て世代にとっては教育資金と老後資金の両方を計画的に準備することが重要になります。
2. 無理なく始める積立投資戦略
教育資金と老後資金を並行して準備するためには、計画的な投資が鍵となります。そのために活用したいのが、長期積立投資です。例えば、次の2つの制度の活用が考えられます。
つみたて投資枠の活用
新NISAのつみたて投資枠は、年間120万円までの投資額に対して、運用益が非課税となる制度です。教育資金の準備には、運用期間が比較的短めですが、コツコツ積み立てることで効率よく資産形成が可能です。
- メリット: 運用益が非課税であり、途中で引き出すことも可能
- デメリット: 投資対象が限られている(主にインデックスファンド)
ちなみに、SBI証券で口座を開設している方向けに、つみたて投資枠の始め方を解説した記事もあります。
iDeCoを利用した老後資金対策
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金を積み立てるための制度で、掛金が全額所得控除されるため、税制優遇が大きいのが特徴です。
- メリット: 所得控除による節税効果が高い
- デメリット: 原則60歳まで引き出せないため、教育資金には向かない
このように、新NISAのつみたて投資枠を教育資金に、iDeCoを老後資金にと役割を分けることで、バランスの取れた資産形成が可能になります。
3. 長期的な資産形成のための投資先選び
教育資金と老後資金を準備するにあたり、適切な投資先を選ぶことが重要です。
インデックス投資の活用
インデックスファンドは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動した投資信託です。リスクを抑えながら長期的に安定したリターンを狙うことができるため、教育資金・老後資金の双方に適しています。
ちなみに、投資信託の一部にETFというものがあります。これは個別株と同じように、株価が日々変動し市場で取引可能なものです。ETFについては、次のETFをオススメする記事をご覧ください。
高配当株や債券投資の組み合わせ
| 投資方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 高配当株投資 | 配当を再投資することで複利効果を得られる | 株価変動リスクがある |
| 債券投資 | 株式と異なりリスクが低いため、教育資金の確保に向いている | 利回りが低いことが多い |
投資先を分散することで、リスクを低減しながら資産を効率的に増やせます。
PTS市場を活用した夜間取引
仕事や家事で忙しい子育て世代にとって、リアルタイムでの株式売買は難しいこともあります。そのような場合に役立つのが、PTS(私設取引システム)を活用した夜間取引です。
- 昼間の価格変動を確認してから取引できる
- 仕事終わりや子どもが寝た後の時間に取引可能
このような方法を活用することで、忙しいライフスタイルに合わせた投資が可能となります。
4. ライフステージに応じた投資の見直し
投資は一度始めたら終わりではなく、ライフステージに応じて調整が必要です。
例えば、次の2つです。
教育資金が必要になるタイミングでの資産配分調整
例えば資産配分の調整については、次のような方法が考えられます。
- 子どもが高校・大学進学を迎える頃には、リスクを抑えて安定運用に移行する
- 株式中心の運用から、債券や預金などの安全資産へのシフトを検討
老後資金の運用戦略の変更
運用戦略の変更として、例えば次のようなことが考えられます。
- 退職が近づくにつれて、安定した収益を生む資産へ移行
- iDeCoの受取方法(年金or一括受取)を考慮したプランニング

5. まとめ
教育資金と老後資金を同時に準備するためには、計画的な投資戦略が不可欠です。
- 教育資金には新NISAのつみたて投資枠を活用
- 老後資金にはiDeCoを活用
- インデックス投資や高配当株、債券を組み合わせてリスクを分散
- PTS市場などを活用し、忙しい中でも取引機会を確保
- ライフステージに応じて投資配分を調整
これらのポイントを意識しながら、無理なく資産形成を進めることが大切です。
『投資家コミュニティサイト rewinvestors』では、投資初心者が学べる情報を発信しています。ぜひ、コミュニティを活用しながら、教育資金と老後資金の準備を進めていきましょう。





コメント